[コミック雑誌版]八百八町表裏化粧師第4話

“江戸中の女性みんなを美しく!!”――享保三年。
八代将軍吉宗は、町奉行大岡越前守忠相に命じて町方の消防組織を作らせた。
これが町火消しの始まりである。
そんな火消し組のひとつ、平田屋が世間の役に立つようにとポケットマネーで作った“平”組は、今や“屁”組と嘲笑されていた。
粋で鯔背(いなせ)な町火消! 今度の小三馬は、江戸の“男”を化粧(けわい)する!! “連綿と続く石の血族…秘技を伝える馬淵と穴太。
二族が歩む修羅の道!!”――安土築城において、おびただしい数の石を積むため、日本中から石積み技術者が安土に総動員された。
その陣頭指揮を取る多忙な右近の密かな楽しみは、十日に一度の舞との逢瀬であった。
そんな日々の中、舞に懸想する丹羽長憲は執拗に右近の命を狙い、馬淵を陥れる策略を謀っていたのだ――!!“天下取りは戦国食にあり! 武将の食に学ぶ”――母親と死別した長尾虎千代(上杉謙信)は家督争いを避けるため七歳の時から、林泉寺に預けられていた。
謙信の武将オタクな気質は、肉親から離れた寂しさで歴代の武将を父と見立て慕う心からきたのかもしれない…。
謙信が心酔した、「命の赤玉」の巻。
“幕末、夜明け前の若者をかき立てた夢の数々と翻弄された若い命―…”――芹沢鴨が無礼討ちにした大坂の力士を巡り騒動が起きた。
手打ちの証に新選組のために興行をすることになった小野川部屋親方は、隊士のひとりに行司をさせ、差し違えを理由に切腹させようと目論んだのだが…。
新選組の前に立ち塞がる者は、斬る! この血刀が、武威が、時代を切り開くのだ!! 是も非もない、白も黒もない。
腹切る覚悟、それだけが隊士の行動原理であった! “風雲児史観で描く!”――義理と人情の渡世に生きる侠客のルーツ? そもそもヤクザがいつ頃日本に出現したかといえば――さだかでない。
そこで百科事典で「博徒」の項目を引くと、何と平安時代初期にはすでに出現しているのだ。
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