牙拳(1)

本堂タケシ――このドラマの主人公。
黒人米兵と日本女性の間に生まれた混血児である。
父はベトナムで戦死、母は彼を捨て行方知らず。
所は、軍港の街横須賀――。
タケシは家庭の味を知らない。
人の心の温かさにもふれたことはない。
決して飼いならされない野性児を支えているのは、人並みはずれた腕っ節の強さだけである。
恐れを知らず、前に立ちふさがる者には誰彼の見さかいなく戦いをいどむ。
その彼が、ふとした偶然から、ボクシングの魅力にひかれ始める。
……男のドラマの幕開けである。
本堂タケシ――このドラマの主人公である。
黒人米兵と日本女性の間に生まれた混血児である。
父はベトナムで戦死、母は彼を捨て行方知れず。
家庭の味を知らない野性児である。
そのタケシが、ふとしたことからボクシングの魅力にひかれ始める。
人の愛、人のやさしさ、人の熱意にふれながら、腕っ節の強さだけが自慢の男が、つまずきながらボクサーに変身していく。
いつも心の片隅でおぼろな母の影をおいもとめながら、タケシは徐々に黄金の左腕を鍛えていく。
一方、終生のライバル上条英雄も、アマチュアの世界から将来に世界チャンピオンを目ざしてプロ入りして来る。
本堂タケシのプロボクサーとしての生活が、いよいよ始まる。
彼の生涯のライバル、上条英雄との初めての対決である。
倒すか倒されるか、すさまじい男と男の死闘の幕開けである。
 本堂タケシ――このドラマの主人公。
黒人米兵と日本女性の間に生まれた混血児である。
父はベトナムで戦死、母は彼を捨て行方知れず。
家庭の味を知らない野性児だった。
その彼が、ふとしたことからボクシングの魅力にひかれ始める。
人の愛、やさしさ、熱意が彼をプロボクサーに変身させていく。
東史朗、かわぐちかいじの名コンビが、男の心の奥底に迫る大ロマンますます快調!!黒人米兵を父にもつ混血血・本堂タケシを主人公に、弛緩のない精紳と強靭でしなやかな肉体に裏打ちされたボクシングの魅力をあますことなく描いたガッツ劇画の決定版!!宿敵・上条英雄が大門を破って全日本新人王に駆けのぼった時、本堂タケシはヤクザ相手の喧嘩で傷を負わせ、留置所にいた。
新人王戦を棒にふった本堂タケシの今後の活躍は!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60002482