山遊亭海彦(2)

落語をやらせりゃ超一流、だけど人生三流以下! 義理より人情よりシャレが先、借金だってあるけれど、アブク銭なら使い切れ! ……そんな破天荒さが災いして、落語協会から「3ヵ月の高座禁止」を宣告された真打ち落語家・山遊亭海彦。
テレビ営業にだって惨敗続きの貧乏生活の中、惚(ほ)れた相手はなんと亡き師匠のお嬢さんだった!?「テレビに出ている落語家のなんと常識的かつつまらぬことか。
そしてテレビを拒否した落語家のなんと貧乏であることか。
……かく生きようと願いつつ現実を前に立ちすくむ落語家が、私に声を揃(そろ)えて言い募る。
『もっと暴れさせろ、もっと』と」―― 立川談四楼が落語家人生を賭して創出する、シャレのために命を懸けた若き天才落語家の生きざま、第3巻。
「自分本位で身勝手、忍耐力がなく逃避癖あり。
純粋と言えば聞こえはいいが、早い話が成長しない子どものまま」―― 作画・さだやす圭にも愛される、落語家・山遊亭海彦の破天荒人生! 人との折り合い、営業努力に欠陥あれど、落語の芸は天下一品。
天に唾(つば)した報いでも、落語家に「高座禁止」とは、まさに翼を折られたエンジェルしかり! 闘え、海彦!大酒に飲まれて、親の死に目より大切な披露興行を「ドカ抜き」した天才落語家・山遊亭海彦。
おかげで落語協会の激怒を買って、除名追放の瀬戸際に立たされ大ピンチ! 落語家人生もはやこれまで!? 師匠の娘・夏子との恋の行方も見逃せない、破天荒落語漫画、これにて了! ――巻末おまけ漫画には、立川志加吾『前座残酷物語』もあって盛りだくさん!「命も身体も張るのなら、しっかり張ってもらおうか!」 ――声のデカさと肝っ玉の風雲児、堂田貫一は大手ゼネコンの応援団長。
豪快な人柄の人気者だが、野球部解散の憂き目にあって、なんとリストラ対象の筆頭に。
彼の体に目を付けた上司は、ヤクザとの交渉人というヨゴレ役へと大抜擢! 『勇午』原作の真刈信二による交渉術の物語と、『ああ播磨灘』のさだやす圭による「男の温かさ」が心にしみる、巨弾コラボレーション、ここに始まる!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60015889